先輩が教える医師への道 分野 循環器内科
2013年07月10日

篭島充 先生

新潟県厚生連上越総合病院

出身高校:新潟県立高田高校
出身大学:筑波大学

波頭亮という人がその著書の中で、プロフェッショナルとしての「自律性」について述べています。自律とはすなわち、プロにふさわしいパフォーマンスが出来ているか常に自分に問いかけ、自らを向上させてゆく姿勢とでも言うべきでしょうか。
「良医になるための指針」というのがこの稿のテーマです。私は、こころざしだと思います。人は望んでいること以上のことはできません。これでいいやと思ったなら、それより先に進むことは絶対にできないのです。
学生さんや研修医には、自分に言い訳をして、おのれの限界を決めてほしくないと思います。目標を高く持ち続け、その実現に向けて、日々のつとめを続けてほしいものです。
自律した医療者でありたいと願う一人として、今私が夢中になっているのは、若い人たちに自分の経験を伝えてゆくことです。背中で語れる先達でいたいと思っています。どこかでお会いしたなら、どうぞ、よろしく。

(敬称略 所属等は執筆時現在です。)