研修医インタビュー 分野 その他
2013年10月01日

丹羽佑輔 先生

佐渡総合病院

出身大学:千葉大学 出身高校:私立江戸川学園取手高等学校(茨城県) 研修年数:研修2年目

新生児の純真な笑顔に癒される

現在小児科研修をしています。年間約400人の命が佐渡で生まれ、里帰り出産を差し引きすると約280人の新生児が佐渡で育ちます。小児科に限りませんが本州とは海を隔てているため、できるだけ島内で医療を完結させたいということが佐渡の医療の背景に常にあります。予防接種、スキンケア、どういった場合は様子を見て大丈夫でどういった場合は病院を受診すべきなのか、そういった説明を普段から細やかに行います。小児科医の活動は院内に留まらず、乳児健診に行ったり学校健診に行ったりと社会にどんどん出て行きます。患児の疾患を診療するだけではなく、家族・地域の情報を集めて多職種で連携してサポートしていきます。 救急外来では研修医(2年目~)であっても1人で当直し、お産以外の全ての救急受診者を診療します。症例は全く救急受診する必要のない人からCPA・高エネルギー外傷・ACS等の重症者まで、また内科から眼科・耳鼻科・小児等まで幅広いです。もちろん各科の拘束医に来て頂くケースも多いですが、まずは自分で診療する責任を感じつつ、日々勉強しています。佐渡の豊かな自然や人々に囲まれた生活もあと1年。短いですが、充実したものとなるよう頑張っていきます。

(所属等は執筆時現在です。)